ひと言でいうと、歯の位置やあごの骨を長い時間かけて少しずつ変化させ、悪い歯並びを治し、よい噛みあわせを実現することです。下顎運動や顎関節の動き、虫歯や歯周病など、口全体の健康や噛む機能の増進を目指します。もし矯正せずに放置しておくと、 食べ物がよく噛めなくなったり、 言葉が明瞭でなくなったり、虫歯になりやすくなったりする可能性があります。 また、歯槽膿漏になりやすい、口臭の原因になる、あごの関節に負担をかける、歯を折ったり、ケガしやすいなど、さまざまな不調が現れる可能性があります。 若年時の早期治療が大変効果的な場合もありますので、まずはご相談ください。
子どもの時期からの矯正することで、抜歯の可能性が減ります。歯を支えている顎の成長時期に、
スペースをバランスよくコントロールすることで、きれいな歯並びを可能にします。
■早い時期に矯正を始めることで非抜歯で処置
■八重歯や隙間を矯正し、綺麗な歯並びを実現
■受け口が改善し、自然な咬み合わせを実現
セファログラムでは、「上下顎の大きさとそのズレ」、「顎の形」、「歯の傾斜角」、「口元のバランス」などについて知ることができます。今の現状、そして到達目標を立てるには不可欠なものです。
治療前の診断時、矯正治療中の状態確認、矯正治療終了後の変化を比較できます。
特に、反対咬合(俗に「受け口」)は、歯の咬み合わせを正常に治療することが大事です。セファログラムでレントゲン写真を撮影し、細かく分析することで治療がスムーズに進みます。
3才~6才頃の乳歯のうちにフレンケルによって受け口(反対咬合)を直しておけば、大人の歯並び(永久歯列)になった時に90%以上受け口が防げます。
矯正の適齢期は乳歯の時期からです。開始時期や矯正期間は個人差がありますのでお気軽にご相談ください。
フレンケル装置(術前)
3ヶ月後
フレンケル装置(術後)
ブラケットは矯正治療を行うほとんどの方が使用する装置で、矯正治療の一般的な装置です。この装置は、1本、1本の歯をワイヤーで連結して、3次元的に歯の移動を行います。ほとんどの永久歯が生えそろう小学校6年生以降からの矯正方法です。
最近では、金属部分が目立たない合成樹脂性のブラケットや歯の裏側での装着する方法などもあります。
治療前
治療中
治療後